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チーズ、本気、キムチ

写真とるとき「はい、チーズ」っていうのは日本語の発音からするとおかしいとおもってたけど、先週の「トリビアの泉」で、これに関連することをやってた。それから、今週のNHKテレビ「ハングル講座」で、写真とるときのかけ声として「キムチ」っていうのをつかってた。韓国で「キムチ」っていってるのはけっこう有名なのかな。

タモリもにたようなこといってたけど、「チーズ」っていうのは、英語の cheese の発音なら、母音[iː]のあとに子音[z]があるだけで、口のかたちは「イ」のままになってるから、わらったような顔になる。でも、日本語で「チーズ」っていっちゃうと、最後が[zɯ]だから、英語の[u]ほど口はまるまんないにしても、とにかく「ウ」の口になっちゃって笑顔にはならない。

「トリビアの種」のコーナーで、写真とるときのかけ声を学者がかんがえたらなにになるかっていうのをやってたけど、結論は「は~い、本気」だった。笑顔になるためには母音が「イ」じゃなきゃいけないんだけど、それだけじゃ口がヨコにひっぱられるだけで、笑顔っぽくならない。そのまえにいったん口をすぼめるうごきがあればうまくいくってことで、「ン」なんかがあるとちょうどいい。で、けっきょく「本気」になった。「本気の笑顔」って意味もこめてるらしい。

「キムチ」にもこのリクツがうまくあてはまってるから、あらためて感心した。「キムチ」のばあいも「イ」の母音でおわってるだけじゃなくて、そのまえにくちをすぼめる「ム[m]」がちゃんとある。いかにも韓国っていうことばで、そのうえ口のうごきからしても理にかなってるとはねえ。

日本語でも、「本気」以外のなんか日本っぽいことばだったらもっとおもしろかったんだけど。

2005.03.23 kakikomi

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