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水星とすい星

水星とすい星〔彗星〕。これもまた、まったくおんなじよみのことばで、それもおんなじ分野のものだ。「科学」と「化学」みたいに。こんなことばをなんで無神経につくりだしたんだろうっていいたくなるけど、日本でつくった漢語じゃなくて、もともとあったものだからしょうがないか。中国の発音ならちがいがあるんだよな。でも、日本語になるとおんなじ発音になっちゃう。

けっこうまえに、NHK教育テレビの番組で、講師のひとが「ほうきぼし」っていってたことがあった。学者みたいなひとは「ほうきぼし」なんていわないで「すい星」って漢語をつかうんじゃないかっておもってたもんだから、ちょっと意外だったけど。ただし、このひとは学者っていうより、どっかの高校の先生だったかも…。それにしても、とにかく、こういうことばがちゃんとあるんだから、「すい星」のほうは「ほうきぼし」っていえばいいだろう。「科学」と「化学」でいえば、「化学」の「ばけがく」っていいかたは《正式》なことばになってないから問題かもしれないけど、「ほうきぼし」のほうはそんなことはない。むかしからあるちゃんとしたことばなんだから。

それから、「ながれぼし」だけど、これだって「流星[りゅうせい]」なんていう必要はないとおもう。おんなじ分野のほかの「りゅうせい」があるわけじゃないけど、「ながれぼし」って立派なことばがあるんだから、これでいいじゃないか。

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2005.04.27 kakikomi; 2010.12.22 kakinaosi

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