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ドイツ語の「s」

ドイツ語の s は母音のまえだと有声音になって、つまりにごって[z]の音になる。ザルツブルク(Salzburg)の S なんかがそうだ。ところが、南のほうの発音だとあんまりにごらないとか、そうじゃなくてももともと日本語みたいにちゃんとにごるわけじゃないってはなしがある。

あるドイツ文学者がかいてたことだけど、ドイツ人に日本語のザ行の発音をきいてもらって、これがドイツ語の有声音の s とおんなじかどうかきいたら、ちがうってこたえたらしい。だから、ドイツ語の母音のまえの s ははっきりした有声音じゃない、はっきりにごるわけじゃないんだとかかいてたとおもったけど、ほんとにそうかな。

日本語のザ行の子音は[z]のときもあるけど、[dz]のこともおおい。ドイツ人はこの[dz]の発音をきいて、ドイツ語の母音のまえの s つまり[z]の音とはちがうっていったってことはないのかな。で、そうだとすれば、はなしはちがってくるとおもうんだけど。日本語のザ行とドイツ語の母音のまえの s はちがうっていっても、それはドイツ語のほうがちゃんとした有声音にならないってことじゃないだろう(方言の発音としてははっきりした有声音じゃないのもあるみたいだけど)。

ただし、ドイツ語の発音でもあきらかに[dz]になってるときがある。それは s のまえに n があるときだ。日本語の「ん」とちがって n は基本的にちゃんと舌さきを前歯と歯ぐきあたりにくっつけて発音するから、そのあとに s があると自然と[d]がはいりこんじゃうんだろう。

2005.08.04 kakikomi

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コメント

自分のウェブログでのお返事にもかきましたが、通信環境が極度にわるいので、ごくみじかく。
リンクはっていただき、ありがとうございます。
当方は現在リンク集が満杯状態なので、おかえしは後日またということで、お時間ください。

ドイツ出身の知日派、というか、おつれあいが日本人女性の男性が、やはり、サ/ザの対立のズレをエッセイにおかきでした。「ニホンのおソバ屋さんには、タヌキやキツネやサルなど、動物がたくさんいて、たのしいね」と、おつれあいにいって、わらわれたとか(笑)。

投稿: ハラナ・タカマサ | 2005.08.07 11:15

前便訂正。
リンク集には、おさめてありましたね。失礼いたしました。
最近、つかれがひどくて、自分のウェブログの全体像をみうしなっています(笑)。
しかし、きょうの更新ができるやら心配。非常に、電波の状況が不安定でして。この送信もヒヤヒヤしながらの送信です。

投稿: ハラナ・タカマサ | 2005.08.07 11:21

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