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ユビキタス

コンピューター関係にでてくる「ユビキタス」、これがラテン語だとかいう説明をときどき みききする。ラテン語なら ubiquitas [ウビークィタース](どこにでもあること、いたるところにあること)かなっておもったけど、それじゃ最初の u を「ユ」ってよんでるのがおかしい。「ユ」なんていかにも英語よみだ。

で、ラテン語だっていうのはまちがいで、ただしくは英語の ubiquitous [ユビクィタス](どこにでもある、いたるところにある)だ。ただし、この英語のもとがラテン語だっていうんならそのとおりだけど。

ubiquitous は ubiquity [ユビクィティー](どこにでもあること、いたるところにあること)の形容詞で、ubiquity は、最初にあげた近代ラテン語の ubiquitas からきてる。このラテン語は、古代からある ubique [ウビークェ](どこでも、いたるところに)に抽象名詞の語尾をつけてつくったもので、一見「ユビキタス」ににてる。でも、「ユビキタス」ってことをいいだしたひとは、わざわざラテン語をつかったわけじゃなくて、英語でいっただけなんじゃないかな。

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2006.01.25 kakikomi

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