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曜日の由来(3) 日曜日

日本語の日曜日は「太陽の日」ってことだけど、英語の Sunday も説明するまでもなくおんなじ意味だ。ドイツ語の Sonntag [ゾンターク]も英語とおんなじ「太陽の日」で、このふたつはラテン語の dies solis [ディエース ソーリス](太陽の日。逆の語順もありえる)を訳したもの、つまり、英語もドイツ語もむかしの 惑星 からかんがえられた曜日の名まえをそのまんまうけついでるわけだ。

これとちがって、ロマンス語のほうはキリスト教ふうの名まえになってる。イタリア語は domenica [ドメーニカ]、フランス語は dimanche [ディモンシュ]で、「主の日」っていう意味だ。このもとはラテン語の dies dominica [ディエース ドミニカ](主の日)で、「日」って意味の dies を略して dominica だけでも「日曜日」ってことになる。これが変化してイタリア語の domenica、フランス語の dimanche になった。

エスペラント語は基本的にロマンス語みたいなもんだから、ロマンス語とほとんどかわんない単語がおおくて、日曜日は dimanĉo [ディマンチョ]っていう。dimanĉ- はフランス語からとった語根だろう。ただし、発音もつづりもちょっとちがってる。これに、エスペラント語の名詞語尾 -o をつけると dimanĉo になる。

現代ギリシャ語でもおんなじように「主の日」っていいかたで、Κυριακή [キリヤキ]っていう。dominica なんかとおんなじで、「日」って意味の (η)μέρα [(イ)メーラ]を略したものだ。

日曜日はユダヤ教では週の最初の日で、キリスト教もそれをひきついでるけど、キリストが日曜日の朝に復活したってことで、日曜日が「主の日」になった。だから、ユダヤ教の安息日つまり やすみの日が土曜日なのとちがって、キリスト教のやすみの日は「主の日」つまり日曜日になってる。1971年には国際標準化機関(ISO)で日曜日が週の7日目ってことになった。日曜日がやすみの日になったからなんだろう。そこらのカレンダーじゃ1週間はたいてい日曜日からはじまってるけど、ISOみたいなことをいえば1週間は日曜日でおわるから、土日がいわゆる週末(weekend)ってことになる。

現代ギリシャ語で週末のことを σαββατοκύριακο [サヴァトキーリヤコ]っていうけど、これは Σάββατο [サーヴァト](土曜日)+Κυριακή [キリヤキ]で、直訳すれば「土日」ってことだ。

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2006.07.05 kakikomi; 2009.05.05 kakinaosi

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