« 曜日の由来(3) 日曜日 | トップページ | 曜日の由来(5) 火曜日 »

曜日の由来(4) 月曜日

日本語の月曜日は「月の日」ってことだけど、英語の Monday も簡単にいえば moon + day だからやっぱり「月の日」って意味だ。ドイツ語の Montag [モーンターク]もおんなじことで、これも「月の日」。このふたつはラテン語の lunae dies [ルーナエ ディエース](月の日。逆の語順もある)を訳したものだ。

このラテン語の lunae dies が変化して、イタリア語の lunedì [ルネディ]、フランス語の lundi [ランディ]になった。イタリア語とフランス語の日曜日はキリスト教ふうの名まえになってるけど(曜日の由来(3) 日曜日」)、月曜日のほうはそうじゃなくて、惑星にちなんだ名まえがのこってるわけだ(このばあい月も惑星のひとつ)。

エスペラント語は基本的にロマンス語みたいなもんだから、ロマンス語とほとんどかわんない単語がおおくて、月曜日は lundo [ルンド]っていう。lund- はフランス語からとった語根だろう。ただし、発音じゃなくてつづりをうつしてる。これに、エスペラント語の名詞語尾 -o をつけると lundo になる。

現代ギリシャ語の月曜日は Δευτέρα [ðefˈtera ゼフテーラ]で、これは「2日目」って意味だ。もともと序数で、英語でいえば Second (day) ってことになる。「日」って意味の (η)μέρα [(i)ˈmera (イ)メーラ]が略されてる(古典語なら ἡμέρα [hɛːméraː ヘーメラー])。「2日目」っていうのは、要するに週の2番目の日ってことだけど、かぞえかたとしてはふたつかんがえられる。新約聖書にでてくるいいまわしにならえば、週の2日目は δευτέρα σαββάτων [deutéraː sabbátɔːn デウテラー サッバトーン]とかになるけど(ほかにもいくつかいいかたがある)、σάββατον [sábbaton サッバトン]には「安息日」と「1週間」って意味があるから、このいいまわしには「安息日につづく2日目」と「週の2日目」のふたとおりの解釈がありえる(曜日の由来(2) 土曜日と安息日」)。つまり、安息日(土曜日)を基準にしてつぎの日が1日目(日曜日)、そのつぎが2日目(月曜日)、ってかぞえるか、主の日(日曜日)が1週間の最初だから1日目、そのつぎが2日目(月曜日)、ってかぞえるか、そのちがいだ。結果としてはおんなじことになるけど。

関連記事
 ・曜日の由来(1) 曜日の順序と1週間
 ・曜日の由来(2) 土曜日と安息日
 ・曜日の由来(3) 日曜日
 ・曜日の由来(5) 火曜日
 ・曜日の由来(6) 水曜日
 ・曜日の由来(7) 木曜日
 ・曜日の由来(8) 金曜日
 ・西洋の惑星の名まえ
 ・サンスクリット語の惑星と曜日の名まえと日本語の曜日
 ・日本の七曜神?

2006.07.11 kakikomi; 2017.05.21 kakitasi

|

« 曜日の由来(3) 日曜日 | トップページ | 曜日の由来(5) 火曜日 »