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カタカナになる仏教用語

渡辺照宏『仏教 第二版』(岩波新書)には、「ボサツ」とか「ネハン経」とか「アラカン」っていうカタカナがきがでてくる。仏教関係の本としてはこういうのはめずらしいとおもうけど、カタカナにする理由はよくわかる。漢字でかいてあっても、もとからある中国にあった漢語じゃなくて、サンスクリット語(梵語)とかの発音をうつしただけの外来語だからだ。

中国には漢字しかないから外来語も漢字でかくしかなかった。それを日本語でもひきずってる必要はない。このばあい漢字に意味はないんだから(漢字に意味があったって、漢字をつかわなきゃなんないってこともないだろうし)。「婆羅門」を「バラモン」ってかくのとおんなじことだ。

仏教用語にはこういう外来語がけっこうおおい。この本はこの手のことばをみんなカタカナにしてるわけじゃないけど、こういうのを全部カタカナにするっていうのはなかなかおもしろいとおもう。そこで、おもいつく範囲で、発音をうつしただけの仏教用語をカタカナにしてみることにする。

釈迦牟尼如来 シャカムニ如来
阿弥陀如来 アミダ如来
阿閦如来 アシュク如来
毘盧遮那如来 ビルシャナ如来
摩訶毘盧遮那如来 マカビルシャナ如来
大毘盧遮那如来 大ビルシャナ如来
金剛薩埵 金剛サッタ
弥勒菩薩 ミロク・ボサツ
文殊菩薩 モンジュ・ボサツ
梵天 ボン天
帝釈天 帝シャク天
毘沙門天 ビシャモン天
閻魔大王 エンマ大王
(阿)修羅 (ア)シュラ
迦楼羅 カルラ
夜叉 ヤシャ
羅刹 ラセツ
沙門 シャモン
比丘 ビク
比丘尼 ビクニ
優婆塞 ウバソク
優婆夷 ウバイ
(阿)羅漢 (ア)ラカン
菩提 ボダイ
阿耨多羅三藐三菩提 アノクタラサンミャクサンボダイ
菩提薩埵 ボダイサッタ
阿含経 アゴン経
般若心経 ハンニャ心経
大毘婆沙論 大ビバシャ論
倶舎論 クシャ論
波羅蜜 ハラミツ
須弥山 シュミ山
閻浮提 エンブダイ
贍部洲 センブ洲
兜率天 トソツ天
夜摩天 ヤマ天
忉利天 トウリ天
奈落 ナラク
三昧 サンマイ
三摩地 サンマジ
三昧耶 サンマヤ
曼荼羅 マンダラ
羯磨 カツマ
護摩 ゴマ
卒塔婆 ソトバ
伽藍 ガラン
荼毘 ダビ
舎利 シャリ
檀那 ダンナ
陀羅尼 ダラニ
南無 ナム
刹那 セツナ
娑婆 シャバ

仏教関係の文章は漢字がおおくなりがちだけど、こういうふうにでもすればすこしはスッキリするかも? 漢字じゃないと おもみがなくなるとか、なんかそんな感じがする漢字中毒のひともいるだろうけど。

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 ・サンスクリット語の仏の名まえ

2007.12.17 kakikomi; 2010.12.23 kakinaosi

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