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「みずうみ」は「水海」

「みずうみ」 って いう やまと ことば に あてる 漢字 は 「湖」 だ けど、 ことば その もの に そった 漢字 を あてれば 「水海」 の はず だ。 こう すれば 漢字 から も ことば の つくり が わかる けど、 「湖」 だ と 「みずうみ」 って ことば その もの は おおいかくされてる。 いくつ か 例 を あげて みよう。

    茜 [あかね] 赤根
    碑 [いしぶみ] 石文
    泉 [いずみ] 出水
    彩り [いろどり] 色取り
    陥る [おちいる] 落ち入る
    雷 [かみなり] 神鳴り
    嘴 [くちばし] 口端
    軛 [くびき] 首木
    獣 [けもの] 毛物
    志す [こころざす] 心指す
    快い [こころよい] 心良い
    幸せ [しあわせ] 為合わせ
    薪 [たきぎ] 焚木
    卵 [たまご] 玉子
    扉 [とびら] 戸片
    枢 [とぼそ] 戸臍
    砦 [とりで] 取出
    膠 [にかわ] 煮皮
    鋼 [はがね] 刃金
    蛤 [はまぐり] 浜栗
    聖 [ひじり] 日知り
    繙く [ひもとく] 紐解く
    麓 [ふもと] 踏元
    蛍 [ほたる] 火垂る
    禊 [みそぎ] 身濯ぎ
    認める [みとめる] 見止める
    港 [みなと] 水門
    源 [みなもと] 水元
    娘 [むすめ] 生す女
    館 [やかた] 屋形
    櫓 [やぐら] 矢倉

どう いう 語源 だ か はっきり して ない ばあい は こう いう こと は できない し、 うえ に あげた なか に も いまいち はっきり して ない もの と か 説 が わかれてる もの も ある に は ある。 だ から 無理 な もの は しょう が ない けど、 やまと ことば に 漢字 を あてる ん なら もっと ことば その もの に そった あてはめかた を した ほう が いい ん じゃ ない の か な。 そう すれば その ことば だけ に しか つかわない よう な こむずかしい 漢字 も 必要 なく なる し。

って いって も、 よみかた が むずかしく なっちゃう ばあい も ある に は ある し、 かきかえる 漢字 が むずかしい こと も ある から、 その 点 は ちょっと 問題 だ けど。 だ から そう いう こと から する と、 こう いう 漢字 を あてる の も もの に よる って こと に は なる だろう。

それ から ふだん 意識 して ない よう な 語源 を しめす よう な こと に なってる もの も ある から、 そんな こと は 余計 な こと だ って おもう ひと も いる か も しれない。 でも そう いう こと なら、 漢字 の ほう が よっぽど そう いう こと に なって ない か な。 それ も 漢字 の 字源 は その 漢字 が あてられてる ことば と は ぜんぜん ちがう もの で、 そんな もの を いちいち あらわさなきゃ いけない 理由 なんて ない だろう。

そう いえば、 うえ に あげた もの の なか に は 「卵」 と 「玉子」 みたい に 両方 つかわれてる もの も ある。

ただし これ は、 どうせ 漢字 を あてる ん なら こう した ほう が まし な ん じゃ ない か って こと で、 やまと ことば に は 漢字 を あてない ほう が ずっと いい。

2008.03.18 kakikomi; 2016.02.27 kakitasi

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