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パルテノン多摩のモザイク画のラテン語

パルテノン多摩の80段の階段をのぼると、てっぺんには8本柱のパーゴラがたってて、これは「パルテノン」ってぐらいだからギリシャ神殿のイメージなんだろう。そのむこうには、池があって「きらめき池」っていうらしい。

うえの写真は、この「きらめき池」につきだしてるとこからパーゴラをうつしたものだけど、このパーゴラの床には古代ローマふうのモザイク画が3つある。

3つともこんな感じのもので、海のいきものの絵なんだけど、いくつかラテン語で名まえがついてた。さかなの名まえには興味がなかったから、そのへんはちゃんとはみなかったんだけど、階段のほうからみた方向でいうと、左の絵には真ん中あたりにこういうラテン語があった。

TABVLA ANIMALVM MARIS IAPONICI ってよめる。U をつかわないで古代ふうに V になってる。IAPONICI の最初の I はほかの I とちょっとちがってて、セリフつきの I にみえるけど、もしかしたら J のつもりなのかも? 古典式によめば[タブラ アニマールム マリス ヤポーニキー]で、「日本の海のいきものの絵」って意味だ。ANIMALVM はただしくは ANIMALIVM のはずだけど、ふるいラテン語とか中世のラテン語には -IVM のかわりに -VM っていう語尾もでてくるらしい(ANIMALVM っていう用例があるのかどうかはしらないけど)。それにしても、わざわざこれにしたとすれば、どっかの遺跡かなんかにこういうのがあって、それをもとにしたのかもしれない。

モザイク画のひとつめの写真の上のほうにはシイラの絵の上に CORYPHANA HIPPURUS って文字があるんだけど、これは絵のとおりシイラのことだ。ただし、シイラのラテン語の学名は CORYPHAENA HIPPURUS だから E がたりない。でも、E がないかたちもけっこうつかわれてるみたいだ。それと、こっちは V じゃなくて U になってる。

もうひとつの絵には、たしかサケの下にラテン語がかいてあって、そのほかにもラテン語があったとおもうけど、その写真はとらなかったもんだから、いまとなってはわからない。

2009.12.13 kakikomi; 2009.12.14 kakinaosi

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