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数学のドイツ文字、ラテン文字、ギリシャ文字

アクセス解析をみると、けっこう「ドイツ文字(フラクトゥーア)とドイツ語の筆記体」のページのアクセスがあるみたいで、なんでドイツ文字?っておもったけど、数学の記号としてドイツ文字をつかうことがあるから、ドイツ文字のかきかたをしらべてたみたいだ。

たしかにドイツ文字をみて、自分でかくときはどうすりゃいいのかちょっととまどうかもしれない。数学者はどうしてるんだろ。たぶんむかしの筆記体はつかってないんじゃないかな。数学者にきいたわけじゃないから、たしかなことはわかんないけど。

ドイツ文字のひとつの特徴として、大文字の A、B、M、N、P、R、V、W の左肩にあるツル状の曲線があげられる。これは「象の鼻(Elefantenrüssel [エレファンテン・リュセル])」っていわれてるけど、こういうような特徴をとらえて、活字体をなぞっときゃいいんじゃないのかな。むかしの筆記体じゃかえってわかりにくいだろう(ドイツ文字(フラクトゥーア)のかきかた」)。ただ、ドイツ文字にかぎらないんだけど、数学の記号には標準書体と太字(bold)のちがいとかもあるみたいだから、そのばあい手がきだとどういうことになるんだか…。

それにしても、記号がたりなくなって、ラテン文字のほかにギリシャ文字とかヘブライ文字までつかって、さらにはラテン文字のいろんな書体も区別してつかったり、ギリシャ文字の書体の区別までしてるみたいだから、なかなかややっこしい。

ユニコードには「Mathematical Alphanumeric Symbols (数学用英数字記号)」っていうエリアがあって、そこには、ラテン文字の13の書体と、異体字もふくめたギリシャ文字の5つの書体と、算用数字の5つの書体がわりあてられてる。それぞれの標準書体はもともとべつのエリアにあるからここにはない。それから、ほかの書体の一部もちがうエリアにあるのがあって、そういうのもここにはない。

ドイツ文字は、ラテン文字とちがう文字ってわけじゃなくて、ラテン文字の書体のひとつだから、ここのラテン文字の13の書体のなかにふくまれる。ただし、あくまで数学記号としてのあつかいだから、「ながい s」(ſ)はここにはないし、エスツェット(ß)もウムラウト(ä, ö, ü)もない。だからこれでドイツ語がかけるわけじゃない。エスツェットとウムラウトはなくてもなんとかなるけど、「ながい s」は必要だ。

つぎに「Mathematical Alphanumeric Symbols」の記号をひととおりあげておこう。例として、ABC の大文字と小文字、ギリシャ文字の ΑΒΓ の大文字と小文字、数字の0から5までをつかう。最初にドイツ文字(Fraktur)のふたつの書体からはじめて、そのあとラテン文字のほかの書体、ギリシャ文字、算用数字の順にならべる。

Mathematical Alphanumeric Symbols

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2010.04.30 kakikomi; 2012.02.11 kakitasi

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