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国文法で接続助詞とされている「て」が助詞ではないことについて

前回の「文章の最初につかわれる助詞の「は」」についたコメントにおもしろいことがかいてあった。これからかくことは、そのコメントの返事にかいたのとおんなじはなしなんだけど、あらためてここにかいておきたい。

そのコメントには、もともと助詞だったものが接続詞として文章のあたまにつかわれてる例として「で」「けど」「けれど」とかがあげてある。でも、順接の「て」は耳にしないってことだった。たしかにそのとおりで、「て」は接続詞としてはつかわれてない。

「て」が接続詞になってない理由をかんがえてみると、おもいあたるのが、「で」とか「けど」とかと もともとちがいがあるってことだ。

「で」も「けど」もまずは助詞だし、これもやっぱり接続詞としてつかわれてる「だが」「だけど」も「だ」が助動詞で、「が」と「けど」は助詞だ。つまり、もともと助動詞とか助詞っていう付属語だった。付属語ってことは、語尾じゃなくて単語だ。付属語は自立語じゃないけど、単語だから、それが接続詞っていう自立語になる余地があるんだろう。

でも、国文法で接続助詞ってことになってる「て」は、「国文法のおかしなところ」とか「わかちがきのための単語のみわけかた」にかいたみたいに、単語っていう観点からすると、付属語っていう単語じゃなくて付属形式つまり語尾だ。そのために、単語の一部にすぎない語尾だけきりはなして、それを接続詞としてつかうってことになってないんだろう。

こういうふうに、いわゆる接続助詞の「て」が、接続詞になったほかの助詞とかとちがって、接続詞になってないってことに、「て」がじつは助詞じゃないってことがあらわれてるとおもう。

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2010.10.07 kakikomi

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