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なっちゃん!(ヘボン式ローマ字のはなし)

べつ に 宣伝 する わけ じゃ ない ん だ けど、 サントリー の 「なっちゃん!」 って いう オレンジ ジュース の パッケージ に は、 ちゃんと した ヘボン式 ローマ字 が かいて ある。

natchan!

「なっちゃん」 を 訓令式 で かけば nattyan、 新 日本式 で かけば naccyan に なる けど、 ヘボン式 なら natchan だ (日本語のローマ字つづり」)。 でも ヘボン式 で nacchan だ って おもってる ひと が けっこう いる だろう。 じっさい ローマ字 で cch って いう つづり は よく みかける。

ちいさい 「っ」 を ローマ字 に する とき は、 その あと の 子音 文字 を かさねれば いい ん だ けど、 ヘボン式 に は 例外 が あって、 それ が ch の ばあい だ。 ヘボン式 は 子音 が 英語式 だ から、 英語 の つづり を みて みる と、 英語 に は 日本語 みたい な つまる 音 が ある わけ じゃ ない けど、 おんなじ 子音 を かさねる つづり は ある。 そう いう とき に ch の ばあい は cch と は しない で tch に なる。 それ は catch、 match、 pitcher って いう つづり を みれば わかる。

英語 の ch が あらわしてる 音 を 発音 記号 で かけば /tʃ/ だ から、 この こと から t を つかう 理由 が わかる だろう。 tch って いう つづり も その あと の 子音 を かさねてる わけ だ。

[つぎ に、 うえ の 文章 を ヘボン式 ローマ字 で かいた もの を のせて おく]

Betsu ni senden suru wake ja nai n da kedo, Suntory no "なっちゃん!" tte iu orenji jūsu no pakkēji ni wa, chanto shita Hebon-shiki rōmaji ga kaite aru.

natchan!

"なっちゃん!" o Kunrei-shiki de kakeba "nattyan" de, Shin Nippon-shiki de kakeba "naccyan" ni naru kedo, Hebon-shiki nara "natchan" da. Demo, Hebon-shiki de "nacchan" da tte omotteru hito ga kekkō iru darō. Jissai rōmaji de "cch" tte iu tsuzuri wa yoku mikakeru.

Chiisai "っ" o rōmaji ni suru toki wa, sono ato no shiin moji o kasanereba ii n da kedo, Hebon-shiki ni wa reigai ga atte, sore ga "ch" no baai da. Hebon-shiki wa shiin ga Eigo-shiki da kara, Eigo no tsuzuri o mite miru to, Eigo ni wa Nihongo mitai na tsumaru on ga aru wake ja nai kedo, onnaji shiin o kasaneru tsuzuri wa aru. Sō iu toki ni, "ch" no baai wa "cch" to wa sinai de "tch" ni naru. Sore wa "catch" "match" "pitcher" tte iu tsuzuri o mireba wakaru.

Eigo no "ch" ga arawashiteru on o hatsuon kigō de kakeba /tʃ/ da kara, kono koto kara "t" o tsukau riyū ga wakaru darō. "Tch" tte iu tsuzuri mo sono ato no shiin o kasaneteru wake da.

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2011.04.14 kakikomi; 2013.02.05 kakikae

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