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ネコのなき声がもとになった単語

前回 古代エジプト語のネコについてかいたけど(ヒエログリフのネコ」)、その mjw っていう単語を学者は便宜的に「ミウ」とか「メイウ」とか発音してる。でも、実際にどういう母音がついてたのか つづりからはわかんない。それでも、この子音からするとネコのなき声の擬音語がもとになってるんじゃないかって気がする。

ネコのなき声がもとになったネコって意味の単語ってことになると、漢字の猫についてもそれがいえるだろう。この漢字は呉音が「ミョウ」、漢音が「ビョウ」で、旧かなでかけばそれぞれ「メウ」「ベウ」になる。いまのペキン語の発音なら māo だ。漢和辞典によっては なき声の擬音語だってはっきりかいてある。

おんなじシナ・チベット語族に属してるともいわれてるタイ語のネコも擬音語っぽい。タイ語のネコは แมว mɛɛw [メーオ]だから、これもたぶんそうなんだろうな。

日本語のネコは、ねてばっかりいるからネコなんだって説もあるけど、とりあえず有力なのは、なき声のネに親愛の意味をあらわすコがついたんだろうってことで、ネコのなき声は古文だと「ねうねう[ネウネウ ニョーニョー]」だから、発音がかわるまえはネではじまってた(ネコの日」)。

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2011.05.03 kakikomi; 2011.08.01 kakinaosi

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