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デーバナーガリー文字でいちばんながい結合文字

梵字とかデーバナーガリー文字とかのインド系の文字は基本的には音節文字で、子音だけをあらわすときはそのための記号をつけるんだけど、それはどうしてもそうするしかないばあいのことで、たいていは子音がつづくときには結合文字になる。

いくつか例をあげてみよう。

क् k + ta क्त kta
त् t + ka त्क tka
क् k + a क्ष ka
ष् ka ष्क ka
द् d + ra द्र dra
र् r + da र्द rda
न् n + द् d + ra न्द्र ndra

もとの文字の一部(たいていタテの線)をとってくっつけただけのものもあれば、ぜんぜんかたちがかわっちゃうものもある。

最後の例はみっつの文字がつながったものだけど、こういうふうに結合するのはみっつ以上のこともある。自分でたしかめたわけじゃないんだけど、ある本によると、कृत्स्न ktsna [クルッツナ](全体の)っていう形容詞からうまれた名詞 कार्त्स्न्य kārtsnya [カールッツンニャ](全体)がいちばんながい結合文字をふくんでるってことで、この結合文字は5つの文字がつながったものだ。つまり子音が5つ つづいてる。

र् r + त् t + स् s + न् n + ya र्त्स्न्य rtsnya

デーバナーガリー文字のばあい結合文字はヨコにながくなるけど、これが梵字だったらタテにながくなる。梵字の教科書として日本で伝統的につかわれてきた「悉曇しったん十八章」にはこれよりもながい結合文字がでてくるけど、「悉曇十八章」は実際の文章でつかわれる結合文字じゃなくて、ただ機械的にくみあわせただけのものがけっこうあるから、その結合文字もその手のものだろう。

デーバナーガリー文字:デーヴァナーガリー文字。

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2011.08.03 kakikomi

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