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ネコ用語の過去分詞 -ed の「ド」

デズモンド・モリス(羽田節子訳)『キャット・ウォッチング 2』(平凡社)には「ブロッチドタビー」「ストライプドタビー」っていうのがでてくるんだけど、blotched と striped の -ed は「ド」じゃなくて「ト」だ(マスク“ド”ライダー(仮面ライダー)―― 英語の過去・過去分詞」)。翻訳家がこの発音をしらないとはおもえないんだけど…

で、これはまちがえてるんじゃなくて、たぶんわざわざこうしてるんだろう。っていうのは、ネコ関係の本をみてみると、この手のものがこれだけじゃなくてほかにもでてくるからだ。そういうのにあわせてるんじゃないかとおもう。

ネコの毛の色とか模様とかの用語なんだけど、「ド」でおかしくないものとしては「シェーデッド shaded」「スポッテッド spotted」「ポインテッド pointed」「ミテッド mitted」っていうのがあるんだけど、「ト」なのに「ド」になってるものとしては「ウェッジ・シェイプド wedge-shaped」「ティックド ticked」「ティップド tipped」「パッチド patched」「プリックド pricked」なんていうのがある。

ネコじゃないけど「プリックド・イン・ザ・ハート」っていう歌もあるらしくて、こういうのはほんとにたくさんあるんだな。それだけ -ed の発音をしらないひとっておおいもんなのか……

ネコ用語でおかしいといえば、「ルディ」っていうのもある。これは ruddy なんだけど、この発音はほんとは「ラディ」だ。

外来語は、まちがった発音ではいってきても、それが日本語になっちゃえば、まちがいもなにもないともいえるけど、いまどき英語については、そういうのはどうかとおもう。それにネコ用語は、訳しもしないで やたらと英語をカタカナのまんまつかってるし(それにしちゃ発音がいい加減だ)、特定の業界のなかのことだから、日本語になった外来語とはまだいえないとおもう。

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2011.10.11 kakikomi

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