「ひらひらの ひらがなめがね」
まえに「ひらがなゲートウェイ」のことをかいたことがあるけど(→「「ひらがなゲートウェイ」と「KAKASI」」)、ちょっと にたような感じで、「ひらひらの ひらがなめがね」(「ふりがな 付けます」)っていうサイトがある。ウェブサイトにふりがなをつけるもので、URL を入力すると、そのページにふりがながついて表示される。
で、自分のサイトでためしてみたら、「ひらがなゲートウェイ」と にたような結果になった。一般的なことばだと とくに問題はないけど、専門用語なんかだとおかしくなる。
トップページでいうと、仏教用語の「金剛頂経[こんごうちょうぎょう]」が「きむつよしいただきけい」だったり、「理趣経[りしゅきょう]」が「りおもむきけい」だったり、「四智梵語[しちぼんご]」が「よんさとしぼんご」だったりする。
それから「主[しゅ]の祈り」が「おものいのり」だったり、「鋭[えい]アクセント」が「するどアクセント」だったり、「平家物語[へいけものがたり]」が「ひらかものがたり」だったり、「浪花[なにわ]」が「なみはな」だったり、「獣帯[じゅうたい]」が「ししたい」だったりする。
それとか「後倚辞[こういじ]」「前倚辞[ぜんいじ]」の「後」と「前」には「こう」と「ぜん」っていうふりがながつくけど、「倚辞」にはふりがながつかない。「まえより語[ご]」「あとより語[ご]」はそもそも一般的な用語じゃないからおかしくなるのはしょうがないけど(→「「まえより語(enclitic)」「あとより語(proclitic)」」)、「語」には「かたり」ってふりがながつく。
このなかで、「主の祈り」が「おものいのり」になっちゃうのはどうかとおもう。「主の祈り」はキリスト教用語だけど、それにしても、「おも」のあとに「の」はこないんだから、「主の」ってなってることから「おも」じゃないことがわかるはずだ。でも、そういうふうにはプログラムされてないんだろう。国文法でいう「形容動詞」(→「いわゆる形容動詞について」)のなかには「の」がつくものもあるけど、「おも」に「の」はつかない。
それから、「平家物語」とか「浪花」ぐらいはちゃんとよめてもいいんじゃ…。
「数副詞[すうふくし]」は「すうふくし」になってるとこと「かずふくし」になってるとこがあるけど、かんがえてみれば「数副詞」は「かずふくし」ってことばにしたほうがよさそうだな。
「愛猫」は「あいねこ」ってふりがながつくけど、このよみかたについてはまえにかいたことがある(→「肉汁、愛猫」)。「あいびょう」ってよむより「あいねこ」のほうがいいっておもってるから、このふりがなはおもしろい。でも、動物関係のテレビ番組で「愛猫」を「まなねこ」ってよんでた。この手があったんだな。これがいちばんいいかも。
関連記事
・「ひらがなゲートウェイ」と「KAKASI」
・「まえより語(enclitic)」「あとより語(proclitic)」
・いわゆる形容動詞について
・肉汁、愛猫
2012.01.24 kakikomi
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