« パレルモにあるマルトラーナ教会のモザイク画のギリシャ語 | トップページ | ギリシャ語の歯 »

「頭がしびれるテレビ」、ふたたび π のはなし

「頭がしびれるテレビ」、特番でやったときのテーマは円周率 π だったけど(頭がしびれるテレビ「神は π に何を隠したのか」」)、第7話「円周率・π なぜ3じゃダメなの?」はまた π をとりあげてた。金環日食にひっかけた設定でもあったんだけど。

毎回 番組の最初に、舞台になる「ギャラリー マティマティコン」の名まえの説明がある。いままではたしか「ギリシャ語で」っていってただけだったとおもったけど、今回は「古代ギリシャ語で」っていって、「古代」がついてた。そうか、古代ギリシャ語のつもりだったんだ。でも、そうだとしたらなんで「マティマティコン」なんだろ。古代(古典)ギリシャ語なら「マテーマティコーン」なのに(「頭がしびれるテレビ」のギリシャ語」)。「マティマティコン」は現代ギリシャ語ふうの発音だから、わざわざ「古代」ってことわってるのかな。

ギャラリーの名まえの説明のあとには、これも毎回 登場人物の紹介があるんだけど、オーナー(谷原章介)のつぎに、アートディーラーの由美子(釈由美子)のことを「数学はからきし苦手だが、鋭い直感で真実を見抜く」っていってる。なん回めかにこれをきいてやっと気がついたんだけど、この番組って、もうおわった「名曲探偵アマデウス」の数学版だったんだな。名曲探偵の助手の紹介も にたような感じだったっけ。クラシックには うといけど音感は抜群とかなんとか。そういえば、番組の企画と関係あるかどうかわかんないけど、むかしっから音楽と数学にはむすびつきがある。

今回も円周率 π を「ギリシャ語で『周囲』を意味するペリフェレイアという言葉の頭文字」って説明してて、このナレーションがはいったとき画面に、

πεpιφέpεια

っていう文字がでた。もちろんギリシャ語の περιφέρεια のつもりなわけだけど、よくみるとちょっとヘンだ。特番のときはアクセント記号のつけかたがおかしかったけど、今回それはちゃんとしてる。でも、2か所あるギリシャ文字の ρ (ロー)がラテン文字の p になっちゃってる。

ところで、π を「パイ(pi)」っていうのは英語だ。古代(古典)ギリシャ語なら「ペー(ペイ)」、現代ギリシャ語なら「ピ」っていう。


つけたし

この番組、第8話で突然おわった。第7話でまた π のことをやってたから、ネタぎれなのかとおもったけど、やっぱりそうなのかな。いままでも数学っていうよりデジタル技術とかのはなしだったり、第8話もGPSのことだったり、そういうのはたしかに数学をつかってるけど、なんかテーマとしてちがわない?って感じがしてた。まあ、数学ってことだと「名曲探偵アマデウス」よりずっとネタがすくないのかな。

関連記事
 ・頭がしびれるテレビ「神は π に何を隠したのか」
 ・「頭がしびれるテレビ」のギリシャ語

2012.5.22 kakikomi; 2012.5.28 kakitasi

|

« パレルモにあるマルトラーナ教会のモザイク画のギリシャ語 | トップページ | ギリシャ語の歯 »