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ザンクト・ガレン修道院図書館のギリシャ語

スイスのザンクト・ガレンにある修道院には有名な付属図書館があって、その図書室の入口の扉のうえにはこういうギリシャ語がかかげてある。

この ΨΥΧΗΣ ΙΑΤΡΕΙΟΝ を小文字でかけば ψυχῆς ἰατρεῖον で、古典式の発音は[psyːkʰɛ̂ːs iːaːtrêːon プスューケース イーアートレ~オン]。「たましいの診療所」っていう意味だ。「たましいの病院」って訳したっていいだろう。

このことばは古典にでてくるもので、シチリアのディオドーロス(Διόδωρος Σικελιώτης、Diodorus Siculus)っていう紀元前1世紀の歴史家がかいた『歴史叢書』(Βιβλιοθήκη ἱστορική、Bibliotheca historica、I.49.3)にある。古代エジプトの図書館(図書室/書庫)にこのことばがきざまれてたっていうんだけど、これは共有の場所にもうけられた書棚だったっていう説もある。

ディオドーロス:ディオドロス、ディオドルス。

2012.11.27 kakikomi

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