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無接点充電の統一規格 Qi

無接点 充電 に 統一 規格 が ある って いう の を 最近 しった。 その 規格 の なまえ は 「Qi」 で、 これ で 「チー」 って よむ。

「チー」とは Wireless Power Consortium(WPC)が策定したワイヤレス給電の国際標準規格。「チー」に対応した製品であれば、さまざまな機器を充電することが可能となります。

って こと な ん だ けど、 これ って 中国 の ローマ字 の よみかた だ よ な。 なんで 中国 式 な ん だろ。

そう おもって しらべて みる と、 Qi は 「気」 の こと で、 「アジア哲学における(…)目に見えない力の流れを意味する」 って いう 説明 が あった。 中国 の 標準語 の 発音 (ペキン語 の 発音) で 気 は 「チー」 に なる。

無接点 充電 は 電磁 誘導 を つかってる わけ だ けど、 そう いえば 電気 に も 磁気 に も 「気」 って いう 漢字 が はいってる。 それ と、 この 技術 に 関係 する もの に Q値 (Quality factor) って いう の が あって、 この Q に も かけてる の か な と も おもう ん だ けど、 関係 ない か な。

気 は ニホン語 で 「キ」 って いってる よう に、 中国 で も むかし は 「キ」 に ちかい 発音 だった。 それ が、 「おキなわ」 が 「うチなー」 に なる みたい に ニホン語 の 「キ」 が 沖縄語 (琉球語) で 「チ」 に なってたり、 ラテン語 の ci (キ) が イタリア語 で ci (チ) に なったり した の と おんなじ よう な 変化 が 中国 で も おこって、 むかし 「キ」 だった もの が いま の 標準語 の 発音 だ と 「チ」 に なった。 それ を 中国 の ローマ字 で qi って かく。

子音 の 発音 は 母音 の 影響 を うける もの で、 カ行 の 子音 に して も 母音 に よって けっこう ちがい が ある。 いちばん くち の ひらき が せまい イ の 影響 で キ の 子音 は ずいぶん まえより の 発音 に なってる ん だ けど、 それ が さら に まえより に なれば、 しまい に は チ に なる。

ところ で、 気 の ローマ字 は 声調 の 記号 を つければ qì な ん だ けど、 この q は 有気音 /tɕʰ/ を あらわしてる。 無気音 の 「チ」 なら ji だ。 この j /tɕ/ は ペキン の ローマ字 Běijīng に でて くる。 ここ で も、 ニホン語 じゃ 「ぺキん」 だ けど (「ペキン」 は 17 世紀 の 中国 の 発音 が もと)、 いま の 中国 の 発音 だ と 「ぺいチん」 で、 有気音 と 無気音 の ちがい は あって も、 「キ」 が 「チ」 に なる って いう おんなじ 変化 が おこってる わけ だ。

中国 で も むかし は 有気音 と 無気音 の 区別 の ほか に、 有声音 と 無声音 の 区別 が あった ん だ けど (ニホン語 の 漢字音 に 濁音 と 清音 が ある こと から も この こと は 間接 的 に わかる)、 いま の ペキン語 の 発音 に は 有声音 と 無声音 の ちがい は なく なった。 だ から ウェード 式 と ちがって 中国 の ローマ字 は 有気音 と 無気音 を かきわける の に ラテン 文字 の 無声音 と 有声音 の 文字 を つかってる。 こう すれば 有気音 を あらわす 記号 は 必要 ない し、 あまった 文字 を 有効 に つかえる から だろう。

ほか の 例 を あげれば、 /p/ は b (ペキン の Běijīng の B)、 /pʰ/ は p、 /t/ は d、 /tʰ/ は t、 /k/ は g、 /kʰ/ は k、 /ts/ は z、 /tsʰ/ は c で あらわされる。

2013.04.07 kakikomi

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