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英語のつづりについてのある見解

英語 の つづり に ついて は いろんな 意見 が ある だろう けど、 『言語学大辞典 別巻 世界文字辞典』 (三省堂) の 「ラテン文字の西洋諸言語における受容と変容」 って いう 項目 の 英語 の ところ に は こんな こと が かいて ある。

 まず,西ゲルマン語の中で,ラテン文字の適用と正書法に関して,歴史的に最も複雑な背景をもっているのは英語であり,それはまたこの言語の複雑な成立事情を反映している.

[…]英語の書記法は,それぞれの語彙の来源によって規則が違ってくる.
 英語の正書法の骨格がほぼ固まったのは,イギリスに印刷術が導入された15世紀半ば過ぎであるが,ちょうどこの頃から英語史上「大母音推移」と呼ばれる大がかりな母音変化が起こり,これがほかの様々な音変化と結びついて,英語の正書法を一層複雑化させることになった.こうして,たとえば,現代英語の at/ate/any/all/alms/along などの語頭の a,あるいは,bomb/comb/tomb ないし cove/love/move などの o の発音が全部異なるというような状況がもたらされ(これには語源的綴り法などもからんでいる),ラテン文字に備わる5つの母音字とそれに対応する音の関係は完全に崩れ去った.母音の表記に関するかぎり,英語の正書法は,ヨーロッパだけでなく全世界のラテン文字圏の中で最も異常な姿を呈している.現在の国際社会で課せられた英語の役割を考えるとき,英語正書法のこのような現状はまことに不幸というほかはない(…).

ヘボン 式 ローマ字 は 子音 だけ が 英語 式 の つづり だ。 英語 の 母音 の 表記 が 異常 な もん だ から、 さすが に 母音 の 表記 は 英語 式 に は しなかった。

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2013.11.22 kakikomi

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