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さらにふるいポリフォニーの発見

これ まで ポリフォニー (多声 音楽) の 記録 と して は 西暦 1000 年 ごろ の もの が いちばん ふるい って こと だった ん だ けど、 この まえ 大英 図書館 で それ より ふるい 900 年 ごろ の 楽譜 が みつかった。

この 曲 を 演奏 してる 動画 が YouTube に ある。

歌詞 は ラテン語 で、

sancte bonifati martyr inclite christi te quesumus ut nos tuis precibus semper gratiae dei commendare digneris

って いう もの だ けど、 動画 で うたってる の を きいて みる と、 当然 だ けど ローマ式 (教会式) の 発音 で うたってる (ラテン語の発音(古典式とローマ式)」)。 ただ し commendare は コンメンダレ じゃ なくて コメンダレ、 digneris は ディンニェリス じゃ なくて ディニェリス って 発音 してる よう に きこえる。 かさね 子音 は ローマ式 の ばあい 本来 は イタリア語 みたい に ちゃんと 発音 する はず だ けど、 ローマ式 に も 地域 に よって こまかい とこ は ちがい が ある らしい から、 これ は こう いう もん な ん だろう。

ローマ式 の 発音 を いちおう カタカナ で かいて おこう (発音 が つづいてる とこ は その とおり に した)。

サンクテ ボニファツィ マルティリンクリテ クリスティ テ クェズムス ウト ノス トゥイス プレチブス センペル グラツィエ デイ コ(ン)メンダレ ディ(ン)ニェリス

この 曲 で うたわれてる 聖 ボニファティウス (Sanctus Bonifatius。Sancte Bonifati は 呼格) は ドイツ の 守護 聖人 で、 その せい か、 そこ ら の ラテン語 辞書 に は のって ない Bonifatius って なまえ が ドイツ の 辞書 „Georges: Ausführliches lateinisch-deutsches Handwörterbuch“ に は のってた。

この 辞書 の Bonifātius って いう みだし語 の あと に は (nicht Bonifācius) って いう 説明 が わざわざ かいて あって、 これ は 「Bonifācius で は ない」 って こと だ から、 この なまえ を まちがって Bonifacius って かく こと が ある ん だろう。

Bonifatius の 発音 は 古典式 なら [ボニファーティウス]、 ローマ式 なら [ボニファツィウス]、 ドイツ式 なら [ボニファーツィウス] に なる。 ドイツ語 と して の 発音 も ドイツ式 と おんなじ だ。

それ から ボニファティウス は イタリア語 だ と Bonifacio [ボニファーチョ]、フランス語 だ と Boniface [ボニファス]、英語 だ と Boniface [ボニファス/ボニフェイス] に なる。 動画 の タイトル に も この 英語名 が つかわれてる。

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2015.01.02 kakikomi

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