« 英語のあたらしい発音記号 | トップページ | 『ワンダーウーマン』のギリシャ語 »

『ヨーロッパ人名語源事典』

梅田修[うめだ おさむ]『ヨーロッパ人名語源事典』(大修館書店)っていうのを図書館でみつけて、ちょっとみてみたら、こんなことがかいてあった。

アンドレアス(Andreas)っていう名前に関連して、「アンドロニコス」とかの「Andro- は,ギリシャ語 anr(man)の所有格 andrós から生まれたもの」っていうんだけど、それはちがうだろう。

andro- は andr- っていう語幹につなぎの母音 -o- がついたもので、その語幹 andr- は属格(所有格) andrós がもとになってるんじゃなくて、母音ではじまる語尾 -os がついてる andrós にちょうど語幹がそのまんまあらわれてるだけだ。属格のかたちから andro- や語幹がうまれたわけじゃない。

それから、「ヨハネは,現代ギリシャ語ではヤニス(Γιάννις: Yannis)」ってかいてあるんだけど、ヤニスのつづりが疑問。ヤニスは Γιάννης。Γιάννις ってつづりがまったくないわけじゃないのかもしれないけど、あるとしても、そういう特殊なつづりをここにもってくるのはどうかとおもう。

2018.04.04 kakikomi

|

« 英語のあたらしい発音記号 | トップページ | 『ワンダーウーマン』のギリシャ語 »